ペットの火葬は当日できますか?すぐ火葬するのは可哀想でしょうか…。
愛猫が闘病の末に亡くなりました。
心の準備をしていたとはいえ、本当につらく、悲しいです。
わたしも主人も仕事があり、葬儀をしてあげられるタイミングが今日しかありません。
しばらく仕事を休んで少しでも長く一緒にいたい思いもありますが、この子は綺麗好きだったので、日が経つごとに傷んでしまうのが可哀想で…。
ただ、亡くなった日に、こんなに早く火葬してお別れするのも可哀想でたまらない気もしています。
そもそも、当日いきなりでも葬儀を行ってもらえるのですか?
すぐにお別れをしても、この子はきちんと安心して旅立てるのでしょうか…。
火葬・葬儀は当日でも可能です。ご家族によってタイミングはそれぞれなのでご安心を。
「天国へのかけ橋」スタッフの石井がお答えします。
ペットの火葬・葬儀は、依頼する葬儀社の枠が空いていれば当日のご連絡でも対応が可能です。
以下のような葬儀社・施設に「今日対応してもらえるか?」を問い合わせてみましょう。
混み合っていて当日の葬儀が難しい場合は翌日〜翌々日の葬儀となります。
夏場ですと2日前後、冬場ですと3日前後はきれいなままご遺体を保存できますので、当日中にお見送りできない場合でもどうかご安心くださいね。
ペットちゃんが亡くなったときも、人の葬儀と同じように、1〜3日は一緒にお過ごしいただいた後に、ご火葬をご依頼いただくご家族様が多いです。
ご火葬で最後のお別れとなってしまうため、最後の時間を少しでも長く一緒に過ごしてあげてください。
もしお仕事の関係などで「どうしても今日中に火葬・葬儀をしてあげたい…」という場合は、ほかの葬儀社に問い合わせてみましょう。
また、大切なペットが亡くなってから葬儀を執り行うまでのタイミングはご家族によってそれぞれです。
私たち「天国へのかけ橋」へは、「今日くらいは一緒にいてあげたい」と翌日にご依頼される方も多いです。
また私個人としては、葬儀のタイミングよりも、丁寧に感謝を伝えて最後のお見送りをすることが大切だと感じています。
依頼する葬儀社やプランによって異なりますが、火葬・葬儀にかかる時間は多く見積もって2時間ほど。
お仕事のご都合やご遺体の様子を見つつ、ご家族のみなさまの心の整理ができた状態で、納得してお別れできる日取りを決めて手配を進めましょう。
丁寧にお見送りすることで、飼い主さまから受け取ったたくさんの愛情とともに天国へ旅立てるはずです。
このあとは当日対応も可能なペット火葬・葬儀の依頼先や、詳しい葬儀の形式を解説していきますね。
当日対応可能なペット火葬・葬儀の依頼先
基本的にどのような葬儀社でも、その日の予約状況に余裕があれば当日でも対応してもらえます。
とくに、24時間対応可能な葬儀社や全国各地に展開している葬儀施設では、希望する日時に対応してもらいやすいです。
ただし葬儀社・施設それぞれの形態によって特徴が異なります。
どのようにお見送りすればペットとあなた自身にとっていちばん良い選択か、慎重に考えて連絡を入れてみましょう。
訪問火葬 | 火葬設備を備えた火葬車で自宅まで来てもらい、火葬・葬儀を行う。移動火葬とも呼ばれる。 |
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葬儀場・霊園 | ご自身で葬儀場に運び込み、火葬・葬儀を行う。別で料金はかかるものの、お迎えに来てもらえることも。 |
自治体火葬 | ご自身で自治体の火葬施設に運び込み、火葬してもらう。 |
当日、葬儀社に連絡を入れる前にしておくべきことはありますか?
なるべく早くご遺体の安置を行っておきましょう。
亡くなってから1〜2時間経つと、手足からどんどん体が固まってきてしまいます(死後硬直と呼ばれる現象です)。
さらに時間が経つにつれて、どうしてもご遺体が傷んできてしまいます。
きれいな状態でお見送りを行うためにも、ご遺体をきれいにし保冷剤等を当てておきましょう。
▶︎ペットのご遺体の安置方法はこちら
安置を行ったら、どの葬儀社に依頼するのか、いつ葬儀をするのかゆっくり考えてみてください。
[+] もっと詳しく
当日に依頼しやすいのは【訪問火葬】
当日の葬儀依頼、また日時を指定して依頼がしやすいのは訪問火葬を専門とした葬儀社です。
訪問火葬の葬儀社は24時間対応しているところが多く、夜間などでも時間の融通が効きやすいという特徴があります。
また「訪問火葬」というと流れ作業のような印象を受ける方も多いのですが、実際に行うのは葬儀場での葬儀・火葬と変わりありません。
場所がご自宅か葬儀場かの違いと考えていただけるとイメージしやすいかと思います。
葬儀場までご遺体を運ぶのに不安がある方、ご自宅で葬儀を行いたい方は訪問火葬の葬儀社に依頼するのがおすすめです。
わたしたち「天国へのかけ橋」も、ペットの訪問火葬を専門とする葬儀社です。
当日のご対応も可能ですので、葬儀にあたってのご心配・お困りごとがあればメール・お電話にてご相談くださいね。
24時間対応の【葬儀場・霊園】も融通が効く
葬儀場や霊園にご遺体を持ち込んで火葬・葬儀を行う葬儀社でも当日の対応が可能です。
ご自宅ではなく、専門の施設でお見送りをしてあげたいという方は葬儀場・霊園への依頼を考えてみてください。
ただし、やはりプランによっては当日に葬儀を執り行うことが難しいことも。
24時間対応してくれる葬儀社では比較的対応してもらいやすい傾向があるので、お近くにそのような葬儀場・霊園があるか探してみましょう。
葬儀という形を選ばないなら【自治体火葬】
ペットが亡くなった当日、お住まいの自治体の清掃局や衛生局にご遺体を持ち込んで火葬してもらうことも可能です。
とはいえ自治体によっては、土日ですとすぐに対応できないことも多いです。
地域のホームページ等で事前に確認して連絡を入れることをおすすめします。
自治体での火葬は、ペットをあたたかく見送る「葬儀」といった形ではなく、おおむね回収→火葬と事務的に扱われるケースが多いです。お骨が手元に返って来ないケースもあるのでご注意を。
自治体火葬は民間の葬儀社より価格が安い一面もあります。
「葬儀」という形にこだわらない方、リーズナブルな料金で火葬を完了させたい方は自治体火葬を選んでみてもいいかもしれません。
ペット火葬・葬儀のタイミングに決まりはない
当日にペットの火葬を行う飼い主さまの中には「こんなに駆け足でお別れするなんて、申し訳ない」といったお気持ちを抱え、時間が経ってから自分を責めてしまう方もいらっしゃいます。
しかしペット火葬・葬儀のタイミングはご家族によってそれぞれで、人間のように「お通夜をしてお葬式をして…」といった決まりごとはありません。
そのため当日に火葬を行っても、お気持ちの整理がついてからでも問題ありませんのでご安心ください。
ペット火葬は3日以内に行うケースが多い
通常ペット火葬のご依頼をいただくのは概ね3日以内が一般的です。
時間が経つに連れてご遺体が傷み、生前と変わらない姿のままお見送りするのが難しいといった事情もあり、なるべく早めにお見送りしたいと考える飼い主さまが多いんですね。
ご遺体をきれいに保存できるのは、夏場で2日前後、冬場は3日前後。
葬儀社の方でも、なるべくこの日数内で葬儀を行えるよう日時を提案してくれます。
あなたとペットにとって、いちばん納得いく形に
「体が傷んでしまうのが可哀想だから、きれいなうちにお別れする」
「少しでも長く一緒にいてあげたいから、まだ葬儀は行わない」
このように、飼い主さまによってお気持ちや選択は異なります。
最愛のペットなのですから、どのような選択であっても、飼い主さまの行動を「自分を想ってのものだった」と感じ取ってくれているはずです。
心残りなく天国へと見送れるよう、あなたとペットにとって納得いく形での葬儀形式を考えてみましょう。
「天国へのかけ橋」では丁寧なお見送りを大切にしています
私たち「天国へのかけ橋」ではご家族でゆっくりとお見送りをする時間を大切にし、丁寧に時間をかけてお見送りのお手伝いをすることを重視しています。
お急ぎの方、まだお気持ちの整理がついていない方…など、ご家族さまによって状況はさまざまかと思います。
葬儀にあたってのお困りごと、ご心配ごとがある場合は、どうぞ私共にご相談ください。
もちろんご相談いただく段階で「このようにお見送りしたい」と決めることが難しくても問題ありませんので、ご安心くださいね。
当社ではご家族さまそれぞれの状況やご希望の日時を丁寧にお伺いし、3つの葬儀プランをご案内しています。
寺院おひきとり葬 ▶︎詳しく見る | |
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ご家族みなさまでお見送りいただき、私共の方でお骨をおひきとり。提携寺院への埋葬を行います。 ・料金:8,250円〜 |
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ご家族個別立合い葬 ▶︎詳しく見る | |
ご家族みなさまでお見送りし、お骨拾いを行っていただけます。お骨もお受け取りいただけます。 ・料金:15,400円〜 |
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ご家族プレミアム葬 ▶︎詳しく見る | |
ご自宅に祭壇をご用意し、手厚くお別れのセレモニーを行います。ご家族みなさまでお見送りし、お骨拾いを行っていただけます。お骨もお受け取りいただけます。 ・料金:29,700円〜 |
火葬・葬儀は24時間のご対応、受付のお電話は7時から22時まで年中無休で受け付けております。
「夜しか時間が取れないけど、今日中に葬儀を行いたい」「当日いきなりだけど葬儀を行ってほしい」といった場合でも精一杯お手伝いさせていただきますね。
あなたにとって心残りのないお見送りになるよう願っております。
この記事を書いたペット葬儀の専門家
石井静香(いしいしずか)
更新
ペットの火葬・葬儀は、当日いきなりでも対応している葬儀社がほとんどですのでご安心ください。ご遺体の安置を行なった上で、お仕事のご都合やご家族のお気持ちなど加味した上で、依頼する葬儀社と日取りを考えてみましょう。